震災後、地域の役員さんたちは、町内をなんとか立ち直らせようと、自宅の片づけを後回しにして、朝早くからガレキを片づけたり、明かりの灯る夕刻から、安否確認のため、全世帯を何日もかけて回りました。
震災の年は復旧・復興作業に明け暮れましたが、翌年には、町内を盛り上げるため「復興夏祭り」、そして、新集会所の落成、敬老会を実施することができ、徐々に町内に明るさが戻ってきたように思います。
4月から11月にかけては、ほぼ毎月行っている清掃活動を通じて、参加者同士で交流や情報交換をしています。震災後、地域のことに、進んで協力してくれる人が増えてきたことは、そうした地道な活動が理解されてきたからではないでしょうか。4月からは、毎週日曜日午後に、集会所を開放して、囲碁将棋やカラオケなどができるようにしようと思っています。地域の皆さんが気軽に集まれる場になればと思います。