震災復興業務に係る手記

復興建設課の皆様へ

神奈川県横須賀市

牧野 純一朗さん

 東日本大震災の当日、横須賀市でも大きく揺れ、対岸のコンビナートから大きな火の玉が飛び出した瞬間を目撃したことを覚えています。

 それからしばらくして、震災復興の応援派遣の要請があり、二つ返事で応じました。

 被災地の方々の復興の手伝いをしたいと思う一方、ゼネコン時代に阪神・淡路大震災の復興工事に携わった際、ゼネコンマンとして成長できた経験があり、横須賀市では出来ない仕事を経験できるのでは?との期待もあっての派遣応募でした。

 多賀城市での仕事は「清水沢多賀城線」及び「笠神八幡線」の予備設計と、事業実施に係る関係官庁との協議でした。と言っても都決変更や事業認可に向けての手順や問題点等は既に前任者や多賀城市の皆さんによって整理されており、自分はレールに乗って実務を淡々と行うのみでした。

 加えて、私の派遣期間は10ヵ月と短い期間だったのですが、協議先の宮城県都市計画課や仙台土木事務所、宮城県警の方々が派遣期間を気遣って早めに処理を進めて頂き、助けられたことを記憶しています。

 最後に、応援とは名ばかりで多くの助力を頂き、貴重な経験をさせて頂いたこと感謝しています。「清水沢多賀城線」「笠神八幡線」の無事完工、おめでとうございます。