震災復興業務に係る手記

復興建設課

群馬県伊勢崎市

金子 淳一さん

 平成28年度に復興建設課で緊急避難路・物流路の清水沢多賀城線・笠神八幡線に係る用地業務を担当しました。用地業務は初めてでしたが、復興建設課をはじめ、多賀城市役所の皆さまに温かく迎えていただき、また、丁寧に指導していただきとても充実した1年間でした。

 交渉に当たった地権者の方に、当初は門前払いをされていましたが、訪問を重ねるごとに打ち解けて、最後には契約していただいたときはたまらなく嬉しかったです。派遣終了後、ある地権者の方が、仕事のついでに自分の勤務地である伊勢崎市役所にわざわざ寄って挨拶をしてくれて、とても驚きました。すごく嬉しかったのですが、自分の不手際でも発覚してそれを叱責されるのかなと少しひやりとしました。(それは杞憂に終わりましたが)

 プライベートな話ですが、派遣終了の2か月後に地元で結婚式を行い、当時の復興建設課長が遠方にもかかわらず快く出席してくださいました。乾杯の発声もしていただき、リップサービスもしっかりいただきました。

 仕事でもプライベートでも人に恵まれ、大変貴重な経験をさせていただきました。清水沢多賀城線・笠神八幡線共に開通したとのことですので、それを見に再び訪問できる日を楽しみにしています。