震災復興業務に係る手記

復興支援に関わって

神奈川県大和市

浅野 真輝さん

 平成23年3月11日、この時は庁舎内で執務中でしたが、今まで経験したことがない大きく、そしていつまでたっても収まらない長い揺れに恐怖を感じたことを覚えています。そして、東北地方の沿岸を襲う津波の映像を見た時の衝撃は忘れられません。私はこの未曾有の災害の復旧・復興に少しでも関わりたいという気持ちがある中、多賀城市への派遣の話があったので希望しました。

  多賀城市では駅周辺の土地区画整理事業に関する業務に従事しました。復旧・復興に直接関わるものではありませんが、多賀城市の顔である駅周辺の街づくりということで、非常にやりがいのある仕事でした。派遣期間は平成25年の4月から9月までの半年間で、私は主に予定している工事の設計・積算などの発注作業を行い、施工監理は後任の担当者に引き継ぐ形でした。慣れない場所での勤務でしたが、多賀城市の職員は親切な人が多く、いろいろ助けられながら無事業務を行うことができました。市街地整備課のメンバーとともに行った芋煮会は楽しい思い出です。大和市に戻ってから電線地中化に関する業務に携わりましたが、多賀城市で経験することができたので、スムーズに進めることができたなど、自分にとっても派遣期間中にいろいろ勉強することができました。

  宮内地区における震災復興の土地区画整理事業も無事竣工するなど、順調に復興が進んだと聞いております。この未曾有の大災害という大きな困難を乗り越えた多賀城市の皆様に敬意を表するとともに、今後の多賀城市の益々のご発展をお祈りします。